2023-01-01から1年間の記事一覧

岡本裕一朗著 フランス現代思想史 p.119

さらに言えば、フーコーは『監視と処罰』の目標を、「近代精神」の「系譜学」とさえ述べている。

岡本裕一朗著 フランス現代思想史 p.98

その問題を、フーコーは次のように表現している。

岡本裕一朗著 フランス現代思想史 p.76

バルトは、作品と作者という、現代では自明となっている概念を取り上げ、それが実のところ、近代によって生み出された概念であることを明るみに出したのだ。

岡本裕一朗著 フランス現代思想史 p.49

しかし、厳密に証明したり論証したりするためではなく、レトリックのためにわざわざメタファー的に数式を使う必要があるのだろうか。

岡本裕一朗著 フランス現代思想史 p.26

ところが、その試みは、必ずしもうまくいかなかった。

岡本裕一朗著 フランス現代思想史 p.1

今日、フランス現代思想史を書こうとするとき、避けて通れない問題がある。

那須田務 古楽夜話 p.110

音楽家に恋多き人は少なくないけれども、誘拐の罪で告発され、国外で逃亡生活を送った作曲家となるとそうはいない。

那須田務 古楽夜話 p.40

松田毅一氏や若桑みどり氏らによる多くの研究書があり、旅の日程などかなりのことが知られている。

宮下奈都 静かな雨 p.137

赤ん坊を縦に抱いて、私のからだに密着させる。

宮下奈都 静かな雨 p.111

ボディブローのような、将棋でいうなら桂馬みたいな匂いだ。

宮下奈都 静かな雨 p.84

焼けるのを待つ間と食べている間だけはカウンターにいる権利を保障されているようなものだ。

細見和之著 フランクフルト学派 p.190

そして、そもそも生活世界こそは日常的な差別と抑圧の温床ではないか、という批判的な視点は不可欠だろうと思います。

細見和之著 フランクフルト学派 p.146

強制収容所、絶滅収容所に抑留されているユダヤ人たちには、殺され、焼かれ、煙となって空へ舞い上がる形でしか収容所から抜け出るすべはありませんでした。

細見和之著 フランクフルト学派 p.126

それは、歌が芸術的な美へと純化されるとともに、無力化されてゆくプロセスです。